4月から続いていた冥王星の逆行が終了して、順行となる10月4日。
「破壊と再生の星」と言われる冥王星が逆行していたことで、私たちの生活は妙に落ち着きがなく、それでいてどうにも居心地が悪く感じていたかもしれません。
たとえば、決別したい相手とずるずると付き合いが続いてしまったり、環境や気持ちを切り替えたいのにどうも集中できず地に足が付かなかったり。そんなモヤモヤとした感覚とも一旦お別れが出来そうです。
そもそも冥王星は自分の中に眠るコンプレックスや本質的な人間性と向き合わせてくれるような、頼もしい星。
それだけに、逆光から順行に戻ることによって、あなた自身が強く望めば〈自分にとって本当に大切な縁〉はより強く結び、〈不必要な関係〉はあっけな過ぎるほどに清算する後押しをしてくれることでしょう。
なので、このタイミングで「毎日連絡を取って、ひと時たりとも離れたくない」と、思っていた人のことが突然どうでも良くなる。特に何とも思っていなかった人に対して「この人が自分にとって運命の相手かもしれない」と、湧き上がるような情を感じる。そんな心の変化があっても決しておかしくは無いのです。そして、それは本質的な幸せへの近道。
さらに今は人間関係を象徴する天秤座のシーズン。それだけに「誰と過ごすか」「誰を選ぶか」、あるいは「誰に選ばれるか」によっても、あなた自身の人間関係は今後大きく変わってゆくはず。
そう、目先の快楽や、ときめき、誘惑なども楽しいけれど、今はぐっと冷静になる時。その快楽や誘惑は、無意識のうちに「自分が幸せにならないように」と自分で自分にストッパーをかけてしまっているトラップなのかもしれないのだから。
反対に内省して注視したいのは、自分の内なる声。
例えば２年後や５年後に「どんな姿になりたいのか」「どんな幸福を求めるのか」自分にとっての理想像やゴールをイメージしながら、いつもよりもほんの少し慎重になってじっくりと考えることで、力強く包容力のある冥王星はきっとあなたの味方となってくれるはずです。
大切なのは表層的にごまかそうとしないこと。「軽く」ではなく「軽やか」に生きること。
冥王星が持つ力強い変容の才能を味方に付けて。
